音の繭 松本一哉「水のかたち」リリースツアー奈良公演


日+月+星 presents 音の繭  
松本一哉「水のかたち」リリースツアー奈良公演

出演:松本一哉/山崎昭典
BGM:佐保川レコード倶楽部

会場:日+月+星(奈良)
日程:2016年7月2日(土)
時間:開場 15:00 / 開演 16:00 (終了18:00)/ 閉場 20:00 
料金:2000円(予約不要 / 当日料金のみ)

主催:日+月+星
企画・制作:sukima industries

お問い合わせ:sukimaindustries@gmail.com





打楽器奏者・松本一哉氏の初のソロアルバム「水のかたち」リリースを記念して展開中の全国ツアーにて、奈良公演を開催致します。

松本氏のアルバムは、川のせせらぎや浜辺に打ち寄せる波、湖の水面や雨のしずくといった作品のモチーフである水の音を中心に、自然環境が生み出す偶然の音楽と、松本氏の即興演奏による5年間の共演の記録が凝縮された傑作。
本作で音に対する瑞々しい感性に磨きをかけた、アーティストのパフォーマンスにご期待ください。

共演には繊細な電子音楽と卓越したクラシックギターのハイブリッドによる演奏を行う、丹後半島在住のギタリスト・山崎昭典氏が出演します。

また、本公演の舞台となるのは、佐保川のほとりの閑静な住宅地にひっそりと佇むスペース「日+月+星(サン・ムーン・スター)」。
かつてピアニストの自宅内に建てられた小さなピアノホールは、晴れた日には天井から陽光が差し込み、木の温かみを感じさせる落ち着いた空間。
ピアノの音が心地よく響くよう設計された構造ゆえか、繭に覆われるような、優しく音に包まれる体験をもたらす、音楽にゆっくりと浸るには最適な環境です。
親密な空間で素晴らしいアーティストの共演をどうぞお楽しみください!



<出演者プロフィール>
松本 一哉 / Kazuya Matsumoto


東京を拠点に活動している、石川県出身の打楽器奏者。
伝統芸能や繊細で美しい美術工芸品を文化とする金沢で生まれ、自然の生み出すスケールと暮らしに息づく伝統から得たインスピレーションを自身のフィルターを通し音像へと落とし込む事で伝統と先進を意識した音楽表現をしている。
銅鑼・シンギングボウル・クリスタルボウルなどの倍音を多く含んだ打楽器を中心に、波紋音・音のかけら・陶琴壺・三昧琴などの音具・工芸品・自然物・非楽器などの音の鳴るオブジェクトを使用。
音階や旋律ではなく音の響きそのものに重きを置き、自然の中での演奏・録音から作品作りを行い、一般的な音楽感からは逸脱したとしても、価値観や美意識に共鳴してくれる人や世界に音を届け続けることを自身のライフワークとしている。
2013年 瀬戸内国際芸術祭の関連事業「おとくち」プロジェクトにてグランプリを受賞。
2014年 原始感覚美術祭2014 水のうたがきの音楽担当や、バストリオの舞台『ALice, where are you going? 』に出演。
2015年 自身初のソロ作品『水のかたち』をSPEKKからリリース。
2016年 坂本龍一を中心とした音楽レーベルcommmons主催のイベント「健康音楽」への出演。
DOMMUNEにて「史上最も静謐な5時間ぶち抜き企画 EARwitness -音放つBLACK BOX-『水のかたち』Release Special」を配信。DOMMUNE主催の宇川直宏に「神回」と賞賛。



山崎昭典 / Akinori Yamasaki


京都府丹後半島在住のギタリスト、作曲家。
2001-2003年にかけてサウンドアーティスト・鈴木昭男氏のアシスタントとして活動。
2005 年に英国音楽誌WIREのサポートのもと、ファースト・アルバム『RED FIELD』をリリース。
クラシック・ギターの伝統的な手法と電子音響の先鋭性が見事に調和した同作は、同WIRE誌のコンピレーションCD『WIRE tapper 13』に楽曲が収録され、UK実験音楽シーンを代表する批評家・音楽家のデヴィッド・トゥープ氏が賞賛するなど高い評価を得た。
2014年には前作から約9年の歳月を経てセカンド・アルバム『海のエチュード』を発表。
音響面で実験的なアプローチを行った前作に対し、繊細な電子音と生ギターのシンプルなサウンドが見事に融合した楽曲による美しい作品となった。
現在はソロ名義でのライブのほか、京都市内の劇団”烏丸ストロークロック”の音楽制作及び演奏を担当。そのほかコンテンポラリーダンスとのコラボレーションなど、様々な表現分野で活躍中。





<会場>


日+月+星(サン・ムーン・スター)
奈良市多門町35−2
http://sun-moon-star.jp/

※会場に駐車場はございません。近隣の有料パーキングをご利用ください。